リベンジ・ミルク

虹の麓の 霧濃い丘の 谷間の奥の ミルクの沼に
沈むのは 眠るのは


日がな一日 梳かす黒髪 磨く指先 光る口唇
まぶしいな キレイだな


白く見えるが 黒くも見える 赤くも濁る そんな楽園
群をなす 縺れ合う


謝っても 謝っても いたぶられた 12歳は
心 刻む
「死んでくれようか?」

夢見るようだ とろけるようだ はにかむような 甘い樹液だ
愛しいな 優しいな



泣き出しても 泣き出しても 引きずられた 22歳は
心 刻む
「死んでくれないか?」


虹の麓の ミルクの沼で 絡みつく しゃぶりつく


寄せて上げても 化粧 (ばけ) てもいいが 僕には見える 僕には分かる
醜いな 汚ねぇな


ニコニコしてる いい子にしてる だけど肚には ミルクの沼が
あたしもな やっぱりな


悔しいが 哀しいが



                                     (2002.02〜)